私のつぶやき
私は、父も母も英語をしゃべる人間だったせいか日本で生まれ育ちましたが幼少から外国との交流がありました。
自分自身もドイツ、オーストリア、オーストラリア、ニュージーランドなどに住んでおりました。
現地では、教師として実習生として様々な学校に携わることができました。
そして、そこで学んだ文化の違いをシリーズとしてお話できたらと思います。
私が、日本に来て最初に驚いたのは子どもたちの想像力。
きっと、色々な事を考えているのだとは思うのですがそれを大勢の前で表現する事はあまりないですね。
言い方を変えたら、欧米と比べ学校教育で想像力を育むという教育をあまり重視していないように感じました。
欧米では、ドラマという授業もありますから。
(その代わりというのか私の頃は、日本では道徳だったっけ。。。?)
そこで、わたしは自分のインターナショナルスクールに通う子どもたちに「へんてこ質問タイム!」というのを設けました。
先生が、おかしな質問をするのでそれに対して何でも良いので答えるというもの。
例えば、
ーもし、一日動物になれたら何になる?どうして?
ーどうして、空は青いの?
すると、欧米の子どもは
「神様が、青いバケツを蹴飛ばしちゃった。」
「昔、海と空が一緒だったから。」
などと、次々にゲラゲラと笑いながら答えるわけです。
でも、日本の教育を背景に持った生徒たちは
「ヒント!!」
となる訳です。。。
要するに、答えは、先生が知っているもの。
正しい答えではないと、発言してはいけないもの。
となる訳です。
自由に決めていいよと言っても、なかなか出てこない。
最後には、私と目を合わせないようにする。
想像力って本当に大切ですよね。
いじめっ子は、いじめられた子の気持ちを想像することができない。
大人の世界だって、同じかな。
究極な苦しい状況において。
今のこの苦しさが、一生続くのではないなと思えれば、その苦しみから解決してなくても心が解放されますよね。
楽しくなるはずの将来を頭に描いていると、辛い時期真っ只中でも希望が出てくるものですよね。
どこかの、リサーチでもあるように、日本人は、とてもとても、想像力/クリエイティブな民族で。
日本から発信された文学、芸術、アニメ、映画にテクノロジーは世界でも有名ですよね。
でも、これで子どもを責めるのは公平ではないのかな。
子どもが、でたらめな事を言った時「バカみたい」と言ってしまったらもう想像を話す事、それを話すことすら避けてしまうかも。
そして、想像力を膨らませた子どもの意見を無視する授業背景をもっとゆるく変えるべきなのかなと、一教師として思います。
今日も、あなたの未来を輝かす想像(イメージ)を3つ頭の中に描いてみてはどうでしょう。
きっときっと、そのあなたの想像が現実化される日が来ることでしょう。