母は私だけをいじめる!自力で愛着障害を乗り越えて。

アーモンドの花さんことモンドちゃん。

モンドさんは、幼い頃からお母様に虐待を受けて育ちます。

それも、三姉妹の中で自分にだけ。

虐待を受けると言う幼少期をもっていると多くのケースはその軽度は様々ですが愛着障害に陥ると言われてます。

本来愛をもらうべきはずの親からもらえるべき時にもらえなかった分、愛着障害という症状までには至らなくてもその後大人になった時に友達や恋愛、仕事での人間関係に悩む人も少なくないそうです。

自己肯定感が低かったり、劣等感からくる色々な感情や考え方。

また、その逆に幼少期に認められなかった事から自分を認めてもらおうと嘘をつく癖がついたり、お世話好きになるもののその本意は認めてもらいたいと言う事なので認めてもらえないと攻撃や落ち込みに走ってその関係から立ってしまったりと。子育ても自分中心の考えの元でやってしまったりね。本来は子どもを自立させることが親の勤めのはずが、この子さえいれば私は大丈夫みたいなね。

私のクライエントさんの中にも、せっかく良いパートナーと巡り合っても自ら喧嘩ばかりしてしまったりとか、お友達や、彼氏や夫が疲れて口数が少ない日には、ひたすら自分が何をやったか反省してしまったり、

もっと深いケースだと、親しくなればなるほど、酷い要求をしてこれでも自分が好きかと試したくなると言う衝動にかられたり。

当然と言えば当然ですよね。だって、愛をもらうべき時期にもらえずに育ってしまうので愛そのものの受け取り方や上げ方がわからないわけですから。

ところが、モンドさんは違いました。

どこからどう聞いても、お母様の話を冷静にする様子や今現在も、外国から帰国して高齢のご両親を支える為にご実家で同居しているという事実にしても、それを乗り越えたとしか思えない振る舞いなんですね。

どこで、軌道修正をされたのか。

長生きしたいですかと言う質問に、前はいつでも死にたかった。

でも、今は違う。

何が違うのか。前は、いつも、1発何かあっててやる。アメリカンドリームのように。

この野心を使ってモンドちゃんは本当に、自分を確立していったんですね。

イギリスで大学院まで卒業して、その外国各地で暮らし、ビジネスを立ち上げたりもしていました。

そんな、世界のどこにいっても生活出来るほどの資格や強さと、経験を身につけた時に自信が出てきたんだと思うんです。

あんなに、何も認めてくれなかった母が大学院を卒業した時に初めて褒めてくれたとモンドちゃんは静かに言っていました。

心的外傷って、本当に読んで時のごとく心の傷なわけですが、心はその傷を治す力もあるのだと近年の本には書いてあるのをよく見かけます。

彼女は、見事にその傷を自分の人生を通じて治したんですね。

アーモンドの花は、ヨーロッパの桜のごとく長い冬が終わり春にその花を開花させることから「希望」の象徴でもあるそうです。

その喜びをスペインやイタリアではお祭りするそうです。

そして、そんなアーモンドの花さん、彼女から学べる事。

虐待などを受けた方は、強い。その憎しみだったり、怒りだったり、脱力感だったりを、こうしてその本人に向けるのではなく、絶対何かやってやるっていう野心や意欲に変えることが出来るんだと思います。

それは、何もなく過ごして来られた方よりもひょっとしたらとても強い物ではないのでしょうか。

だからこそ、世に成功している方々は多くの場合そういった幼少期を持った方が多いのではないでしょうか?